―雷皇の祭壇―[びっしりと鱗が生えた太く長い下半身を、伸ばし縮めゆったりとしたスピードで石の上を進む。 石で出来た階段を上がりきれば視界は広く開け、その奥に壁は無く空が見える。 その奥、祭壇の方からパリ、と雷の小さな音がする。 ――ゴロロと、大きな透明な瓶が転がる音がその後に続いた。] …王。 また、飲んでますね?