……っ!?[予想外の妨害に足を止め、糸を引き戻す]一体どっから……影?[掠れた呟きが零れ、蒼がす、と細められる]やれやれ……とんだ障害が残ってたもんだ、が。……ぶち抜く事に、変わりはねぇっ![糸に込める念を、強める。それと前後するように響く射撃音。自身はその反対側へと跳んで低く構え、軽く後ろに引いた右腕を、上へと振るう。縦方向の軌道で大気を裂いた糸は、続く振り下ろしに従い、二度の斬撃を叩き込み]