――はい、いらっしゃい。[さっさと家に上がる友人を咎めるでもなく。にこやかに笑みを浮べたまま扉を閉める。相手を追う様にしてリビングへと足を踏み入れた。当然の様に、自分以外の人なんて家に居るはずも無く。リビングから繋がっている台所へそのまま入るとさっさと手際よく盛り付けて、食卓まで運ぶ。今日の夕食はボンゴレパスタと、コンソメスープです。サラダもあるよ。]