[どっかで鳴いてる獣の姿には、可愛いなーと手を振ってみたり。生来の性格祟って緊張感はやはり薄い。]
とぉっとお!?
[体力だけは自慢できる。自慢できるくせにすぐ倒れるから、ウドのなんとかいう言葉が定着しつつもあるがさておいて。
片手剣で大剣を押し込めるという無茶したが、急に重さが消えうせると、ややつんのめる。
大仰に声が漏れるが、体の反応はそれよりいくらも早い。]
ふんっ!
[視界の端に青色を捉えると、剣筋を読むより避ける方を選び、身体を反対、右へと跳んでずらして。
防戦一方では勝てぬとばかりに、今度は真横から右の片手で、回すような一線を繰り出し斬りかかる。]