熊殺し アマンダ

気にしない気にしなぁい。
あんまり他に気を回してるとやられちゃうわよ？

[大振りの隙を減らすための回転を伴った一撃。空を切ったと知れば、回転の勢いを殺すべく地面に膝を突く。ズシャア、と砂埃が舞った]

ああ、遠慮は要らないわよ。
アタシ自分だけは治るから。

[治せるとは言わなかったが、怪我を負うことに躊躇いは見せない。回転の勢いから巨大斧は右手、更にはその後方へと先端を落とす形となり。故に放たれた炎弾を巨大斧で防ぐこと叶わず。頭への直撃を考え首だけを右へと動かしたが]

ぐっ…！

[直撃したのは左の肩。ミシリと言う音を聞く。炎の移った上着、右手の巨大斧を離し即座に上着を脱ぎ払った]

さっすがに痛いわー。
威力半端ないわね、それ。

[脱ぎ払った上着は青年へと投げる。その間に立ち上がり、足で巨大斧の柄を跳ね上げると右手だけでそれを持ち上げる。そうして振るうは、上段からの大きな振り下ろしの一撃]