―その後(二年後?)公園―
(今日こそ……って、俺これ何回いったっけ)
[既にそれは数えるのも嫌になってる気がする。空回りにつぐ空回り。相変わらず学生で夫婦やってるよな…実際になったような…な親友とは対比的に恋愛経験は己は全くなかったりするわけだが、経験があるはずの親友も相談相手としてはあまり良質ではなかったらしい…最も自分が原因の最たるものであろう
だが仕方ないだろうとか内心愚痴る。振られるのは嫌ではあるが怖くはない…ただこれまで関係に戻らないであろうから怖いのだ。
とはいえ、だらだらしているのも整理はつけれない。好意は抱いてもらってるとは思うが、それが親戚故なのか否かがいまいちわからなく]
(やるしかない…ってかやらなきゃ俺も…進めねーしな…)
[だから。呼んだ。場所はあまり人がいなければどこでもよかったが、己の通っている学校と幸貴の家の真ん中ぐらいにあったあの公園で]
ああ、来てくれてあんがと。で、話なんだがぁ…真剣な話なんで茶化すなよ
[言ってる間にやっぱり迷いが生じて目が合わせられずに泳ぐ。目を閉ざし一度深く呼吸をしてから幸貴を見つめ]