伊達に、二十年以上付き合ってた訳じゃないつもりだぜ?[微かに笑いながらの言葉には、少しだけ冗談めかして返して。問いへの答えに、もう一つ、息を吐く]……ほんと言うと、これだけは言わずに逝こうと思ったんだけどな。あんまりにも……柄じゃないし。けど。……今までの俺の行動の、一番の理由だし……ね。[言いながら、不意を打つよに距離を詰め。耳元に唇を寄せ、ごく小さな声で囁きを落とす]……愛してる。[紡がれたのは、ごく短い言葉、一つ]