[一つ、二つと懸念が消えた後。蒼はぼんやり、虚空に浮かんで。一度は捨てようと思った場所を、ぼんやりと見下ろしていた]……なんていうか。死んだらどーなるのか、なんて考えた時期もあったが。[それは、両親を失った少年の頃の事。死した二人は、逢えたのだろうかと。そんな事を考えていた日もあった]いざそーなってみると、なんっか。……やっぱ、妙な感じ、だな。