[空間に散ったいろに、電子雷獣、きゅいー、と鳴いた。
しっぽしたぱた。共生者の無茶はいつもの事とわかっていても、やっぱり慣れないらしいです]
……は?
[繰り出した太刀に伝わる手応えによし、と思うよりも、その顔色の変化>>1525への戸惑いが先に立つ。
とはいえ、それも一瞬。
気合と共に振り下ろされる剣に気づくと、とっさ、太刀を引いて地を転がり、胴狙いの一撃を避ける。
そのまま転がって距離を開け、軽い掛け声と共に跳ね上がって身体を起こす]
なっかなか……やるじゃん、おにーさん。
[く、と楽しげな笑みを浮かべて低く呟く。
これは本気でかかるようか、と。
相手の内心の色々などさっぱりまったく知る由もなく、下段に構えた太刀を握りなおして呼吸を整えた]