影なれば、なにゆえ、己が己であるという自覚を持つ。[届く事の無かった刃に、後方へ跳ぶ。]唯一ではないはずの、ただの影が。私の影は、私をつくる事象の一部だ。貴様ではない。貴様は貴様という存在の一つではないのか。[意識を向けるためのものか、本心からの言葉か。 定かならぬ台詞が発される。]