[身体は失われた。
埋葬して貰えるというのは嬉しくもあり不思議でもあった。旅生活の終わり、それはどこかで朽ち果てる物と思い込んでいたから。
見失っていたものは見つけられた。
より正確には見失っていた相手が教えてくれた。
だからこうなったことを後悔するのも、何だか違う気がして]
何とも複雑な気分だ。
[気になって覗きに来た彼は、生き残った宿屋の少女の世話を大人しく受けているよう。となると、こうなった姿も感じられるらしいその前に行くのはもう躊躇われる]
ナーセルはナーセルの生を。
最後まで生きてもらわないとね。
[そのままゆらりと風に流されるかのように。
ふらついていたらその声>>1521が聞こえてしまった]
……何が妙なんだ?