─その後(二年後?)公園─
[大学受験も終わり、一年以上経ったある日。大学生ライフを謳歌している時に、恭也から呼び出しを受けた。場所はあの時一度休憩した家にも近い公園。改めての呼び出しに、何だろうと言う疑問と共に、一つの希望が浮かぶ。浮かぶけれども、それはまた不安も抱いてしまうもので。この呼び出しがとあることに対する”相談”だったりすると、自分は普通にして居られるだろうか、とも考え始める。その手の相談を良くされるが故の不安。その不安が杞憂であることは、現時点ではまだ知らない]
どうしたのさ、急に呼び出して。
それに真剣な話って……──。
[訊ね返しながら、恭也の言葉を待つ。その間に跳ね上がる心拍数。それは期待と不安、両方から引き起こされていて。泳いでいた相手の視線が自分を捉えるのを見ると、一際大きく鼓動が跳ねた]