ほんとは。わかってるんだし。自分が、どうしたいか。だから……。[言いながら、門扉に手をかける。魔法によって認証される門は抵抗なく、その口を開いた。一つ、深呼吸をしてから。館へと続く道を歩き出す]……半端な俺だけど。支えて、護ってくれた人に。ちゃんと、応えられるように。……まだ、親父たちの事に、向き合うの、怖い、けど。そこから、逃げない、ために、も。