─墓地─
──良いんだよ。
きっと、皆も許してくれる。
ゲルダはゲルダのために生きて良いんだ。
きっと、皆もそれを望んでる。
[ゲルダを見詰め、小さく笑みながら頷き返し。
問う相手に諭すように言葉を紡いだ]
うん…君が居なくなってしまったら、悲しいし寂しいよ。
今だって、君が居なくなってしまうのは怖いと思ってる。
──あの時だってそうだった。
君が彼らの間に割って入ろうとした時も。
喪いたくなくて、だから僕は止めようとした。
[怖かったんだと、ゲルダを見詰める翡翠が揺れた。
ひとつひとつ想いを綴る様をしっかりと受け止めて。
最後に問われると、柔らかな笑みを浮かべる]