……兄貴![解放された会議場。そこから出て来た義兄の姿を見るなり、声のトーンは上がった。常磐緑を翻しつつそちらへと駆けて行くと、声と気配に気づいたのか、嵐竜王の草色の瞳がこちらを見た。よう、という軽い言葉と共に、片手が上がる]……こんのぉ……ばっかやろおおおおおっ![駆け寄るなり、大気を振るわせたのは絶叫と、『風雷棒』が大気を断つ音。居合わせた者がいたなら、さて、どんな反応をしたのやら]