[すっかり懐かれて―――色々と、人狼に関しての話をしたり、聞いたりしてから数日後。
妹を紹介しておこうと少女の手を引いて、友人の家へと向かう。
退院してから暫く様子をみていなかったのも少し気にかかっていた。]
…えーと、たしかこの辺だったはずなんだが。
ユリアン家ってあんま来ないから忘れやすいんだよな…。
あ、帰りには墓参りに行こうか。
ユリアンが行くなら、一緒にいくんだが…。
[といいながら、ゆっくり妹の足に合わせて進んだ先に、小屋ともよべる家があった。]
「お兄さん、ここ?お友達の家。」
そ。多分出かけてないとは思うんだけ――――――
[と、妹に話しかけながら。扉に手をかけ開くと同時に。]