……え?[そこに立つ姿に。翠を数度、瞬いた]……じーちゃん。なん、で?[思わず口をついた問いに、団長は不機嫌そうに眉を寄せる。呼んでおいてそれはなんだ、と言われ。あ、と短く声を上げた]あ、いや……だって。ずっと、姿、見えなかった……し。[だから、もう消えてしまったのか、と。翠を伏せながら、ぽつり、と告げる。団長は大げさなため息を一つつくと、ゆっくりとこちらに近づいて。ぽふ、と頭に手を乗せてきた]