[冷たく硬いばかりだった硝子の壁は淡く光り][腕から肩、頭と胴][やがて全身が“こちら側”へと抜け出した][あちらにもう姿は見えないはずで][けれど温かな腕は違いなく、触れられないはずの身を抱いていた]うん、ずっと、一緒だよ。ルカねぇ。[口付けの後、微かにはにかみ][耳元に囁きを残して][片割れの身体の中へと溶けて行く**]