やー、あの後吹き飛ばした岩を砕いてそっちに飛ばす予定だったんだけど。
まさか近くまで来てたとは。
[右手でぼりぼりと後頭部を掻く。驚きの含む声から、近付いていたことに気付いて無かったのは知れるだろうか]
でもまぁ、死ななかったから結果オーライっ。
[にか、と浮かべた笑みはいっそ清々しい]
にしても意外と丈夫なのね、そんな武器持ってるだけあるってことかしら。
あ、塗り薬あげるから使ってー。
[ウェストポーチから小瓶を取り出し青年へと差し出す。貰いものなのではあるが、女には全く必要が無いために。先に受けた左肩の痣は徐々に薄くなり、青年と共に居る間に完治する*事だろう*]