[開始の合図に、一つ、息を吐く。先ほど暴走しかけた闇色の焔が僅かに疼くような感触はあるが、それは押さえて。左肩の真白がきゅ、としがみ付くのを感じつつ、手にしたカードをロミへと投げた]静かなる流水、内に秘めし激流の牙を持ちて、我を阻むものを打ち砕け……流水破![言に応じて砕けたカードは、唸りを上げる奔流を作り出し、ロミへと向かう。後輩だからとか女の子だからとか、そんな気遣いはこの男の辞書には存在してはいないわけで。攻撃に遠慮は、全く、ない]