>>1573…ぇ、ほ………っ[解放されて、幾度も咳き込む。倒れかけた身体を手で支える。忘れていた涙がとめどなく流れ、頬を濡らして落ちていった]……そうしたら、進めなく、なりそうだったんだ。[ぽつと、呟いたことばは届いたか否か]ぁ―― 待っ て、アーベル、は。