[妙な感心をされていると知ってか知らずか。
蒼に宿るのは、楽しげないろ]
……ま、それは認める。
逆に言えば、そういう所、だから。
……変わらないままであってほしくて。
だから……帰らねぇつもりだった。
いつ発症するかもわからねぇ、人狼因子もちの占い師なんざ、危なっかしくて仕方ねぇし。
[冗談めかした口調で言うのは、生前の隠し事の一つ。
視線の問いかけには、軽く肩を竦めた。
わかってますよ、と言いたげなそれは、肯定の仕種]
先……ね。
望めば、あるんじゃねーの?
生まれ変わりとか、あんまり信じてねぇけど、さ。