─教会─いや、気にする事はないよ。[>>1598 ぺこりと頭を下げる様子に、自然、口元が綻ぶ。白猫も、気にしないの、と言わんばかりになぁ、と鳴いた]……何度も?そうか……エリィの言っていた、奏者殿、か。[呟きは独り言のよう。それから、青年は近づいて問う少女に、一つ、頷く]ああ。この曲はエーリッヒ……私の学友が良く歌っていてね。休憩の時に、よく聴かされていたよ。[言いながら、さわりの部分を軽く爪弾く。その表情は、その頃を懐かしむように穏やかで、でも、少しだけ寂しげなものだった]