全てが乗り越えられるまで。ナータの苦しみが消えるまで……[腕の中に抱きしめたひと。自らの抱く想いがどういうものなのか。やっと分かった。何があろうとも。離れることなんかできるはずが、なかった]全てが消えるまで。一緒に。大好きだよ、ナータ。[消え入りそうな声に囁き返して。あいしてる。そう唇を動かして。頬へと伝ってきた桜色に、そうっと重ね合わせ]