[触れ合った部分はすぐに離してしまったけれど。確かな温もりをそこに感じた気がした]……ん。[腕が緩んだのに気がつき、菫色が背後を見ているのを知って。ゆっくりと振り返れば、そこにはまた別の、大切な人の姿。穏やかな色に落ち着いた深緑で、近づいてくる兄を見つめて。静かに微笑み手を*あげた*]