そろそろかい?
「ああ、出発する」
世話になるな。ま、村から出さえすれば後はどこえなりとも消えるんで安心してくれ
「そのことなのだが……」
[彼らに伴って外へいけば、村の連中に何かされることはないだろう。と思っていたわけだが、どうやら続きがあるようで]
「人が入用なのだが、このまま雇われないか?」
はぁ?なんでそんな必要があるんだ?あんたらが持つ直属の護衛軍ってのは結構優秀なのは知ってるぜ。
「それでも、人狼と立ち合えるほどの者はいないさ」
高くつくぜ。
「相応の働きをするなら問題ない…それに父や妹にもミハエルのことを話してほしい」
[最後に言った目的の一つなのだろう。が、それは理由の半分といったところ。
ミハエルとは違い、武に秀でたアイルは人狼と立ち合った話をしたらいたく興味が湧いたようで…もう半分はそれだろう。と...は肩を竦めてみせ]
俺の時間を買うってか?ま、荒事でも満足のいく働きをしてやるよ
何せ俺は……金で雇える中じゃ最強の兵隊だからな
[やっぱり己はこうして生きるのが性にあっている。さて、傭兵としての新たな*仕事の始まりだ*]