>>1644結界樹の中で、君を見ていた。君が一人で耐えて戦っているのを見て、何故傍にいられなかったのかと悔やんだ。最初は「力を持つ者」を護りたいからだと思ったが……そうではないとすぐに判った。君の痛みを少しでも知っているのは…私だけだったのに。その痛みをどうにもできないことが、辛かったんだ。[僅かに目を伏せて、指先で、頬をそっと撫でる]