[二人の言葉に、はぁっと深く溜息。]なんや、あんたらそこまで考えてなかったんかいな。アホちゃうん。……ったく、しゃあないなぁ。[そう言うとカッカッと奥まったところまで歩いていくと]っせいっ、と。[一見何もない場所に廻し蹴り。ガオォンという音とともに偽装されていた扉を蹴破る。そこには、非常灯の薄っすらと灯る隠し通路。]さっ。ちんたらせんと行くで。[そう言ってさっさと先に行く。]