>>1666……そうします。散々、怒られたしねえ。[肩を竦めた。墓標というには粗末に見えるかもしれない、十字の上に、腕飾りをかける。自然の中にあるには、そのほうが相応しいように思ったから]ん、……そうだね。作ろうか。作って、届けよう。[春になったら、解けてしまう雪の花。けれど、静寂の白の寂しさに、あたたかさは添えられるだろうか]ねえ、イレーネ。……これは、君が持っていたほうが、いいんじゃないかな。[淡い青を両手で包み込んで、差し出した]