─虚空にて─[命果て、倒れた抜け殻。そこに残る紅を啜る幼馴染の姿>>1323 >>1324に、蒼はやや伏す]……ったく……。俺の血は、毒みてぇなモンなんだから、あんまりがっつくんじゃねぇよ。[けれど、紡がれる言葉にこもるのは咎める響きではなく、呆れたようなそれ。生きていた頃のやり取りと、あまり変わらぬもの]……こんだけの命、喰らってんだ。ちゃんと生きねぇと、承知しねぇから、な。[言わずもがなとは思う、けれど。言わずにはおれなくて。呟いた直後──風が運んだ呟き>>1624。蒼がまた、瞬いた]