この男と一緒にするな。[刀に付着した血を払い、鞘に収める。 銀狼を見送り、一息吐いた。]――「約束」は、ひとまず果たせたか。[呟きは、当人に届く事は無い。 まるで初めから知っていたかの如く発見する手際に、流石かとは思いながら、感謝を述べる事も無く、後から通路へと入る。 直後、再び爆発が起こり、空間を震わせた。]