ん、宜しく頼むよ?[くすり、また零して][楽になったと言うのに僅かの安堵]良かった。僕が怪我させたら、またちゃんと治すから、――始めようか。[右足を一歩、下げる。右に持つ杖の先が地表を薙いで]『呼び覚ませ。沸き立たせよ』[そのまま、駆け出す。魔術士にあるまじき、杖による横薙ぎの殴打は腹部を狙い]『内なる枷を解き放て』[力有る言葉にその威力は倍化する]