[声が届き、はっとしてそちらを見る。そこには、記憶の通りの竜が。]……アーベル殿。[名を呼んでくれるのが、嬉しい。夢で逢って以来、逢うことがなかったから。][何か言わなければと思うけれど、口からこぼれたのは、たわいもない挨拶]おひさしぶりです、……逢いたかった。