[手を伸べるティルには大丈夫か、ともう一度首を傾げて。 様子を伺いながらもリーチェを渡す]疲れたら、代わるから。皆で一緒に、ここから出る――んだから。[言葉で状況が変わるわけではない。 けれど、アーベルの声音には安心させるような何かがあり。 護る――という言葉には、ほんのりと目を細めて]アーベルは、嘘吐かない。信じる。でも、私も――護る。[護られてばかりではいない、とはっきりとした声で]