[開けた場所では何かクリーチャーの類の接近を知るたびに 上空から警告を発しただろうか。 木立に近付けば高度を落とし、地上を行く皆の傍に寄る。 途中何かに遭遇したなら、主にティルとリーチェを庇うように 動いた事だろう]――この森、抜けたら安心、できる、かな。[そう呟いたのは、どのくらい進んでからの事だろう]