[ブリジットからの返答にそう、と軽く返答すると]
ん。まあ、依頼主のご所望の品を拾って帰るとしますか。
その後は。ふふ、うん。終わりを見せてくれたお礼に特別に教えたげるわ。
うち、この世界を終わらせたいねん。せやけど、これがなかなか上手いこといかへんでなぁ。愚かなくせにもう一歩いうところで踏みとどまりおる。
せやさけ、こつこつお金貯めて世界中のテロ組織やらマッドサイエンティストとか呼ばれとる連中に『募金』してんねん。今回のんもその一環や。
ああ。もしかしたら、嬢ちゃんらを造ったとこもそのうちに入っとったんかもな。どうでもええけど。
てなわけで、そろそろ時間や。
終わりの日までにまた会えるとええなぁ。楽しみにしとくわ。
[矢継ぎ早にそれだけ言うと、トーンと地面を蹴り地下室から姿を消した。]