―――――人間界、とある街―――――[走り出して幾らもしないうちに、向こうからこちらにやってくる影に気がついた]あ、や。こんにちは。[咄嗟に間抜けな挨拶になったのは、相手の不機嫌さがモロ見えだったから。これはアイツがまた何かやったんだろうなと思いつつ、何度か会った事はある氷精に向かって片手を上げて]えーと、ウチのアレ。また何かしでかしましたか?