は……?[ 思わず間の抜けた声が漏れる。] 貴女……何……言って……?[ 無表情のまま淡々と言葉を紡ぐ。 けれど、彼女の纏う気配が酷く優しくて。 暖かくて、それから―――――。] ―――――…どうして、私に名前を聞いてくれるのですか…?[ 感じた疑問をそのまま。 不思議で仕方なかったから。 堕天尸であった自分に"初めて"声をかけてくれる彼女が。]