どうして?
決まってるじゃない!
[普段のリディア。長老に即座に疑われ、結界樹に封印されたにも関わらず、微塵も影を見せない普段の満面の笑み――]
貴女とお友達になりたいから!
……んーん!
それも少し違うかな?
[そう自分で否定してからしばし頭を捻り、それからひらめいたと言わんばかりに元気を振りまきながら言葉を紡いだ]
私達、家族になろう!
[それは鏡写しのようだと感じたからこそいえる言葉。原因はわからないけれど、少なくともロザリーはリディアに、リディアはロザリーになっていたから。
それは魂で繋がれた家族とも言えるのかもしれない――]