[ リディアの言葉に不思議そうに瞬く。]
かっ……家族………?
でも……私は……きっと人として何か欠落しています…。
[ 左目を隠すように頭をおさえる。
泣きそうな顔で笑おうと相手を見る。]
虚の言葉に魅了され、自分から堕ちていきました。
間違いなくそれはロザリンドであり。
今ここにいる私と何ら変わりないのです…。
私……また…。
今度は貴女も傷つけてしまうかもしれません。
それを、躊躇わないかもしれません。
きっと、このまま戻らないほうが…。
[ いいに決まっている、と。]