[焔を剣に纏っての疾走。どっちにしろ。己にはこれぐらいしかない
可視化された透明の牙を斬り払わんと突き進む]
やっぱ火力不足かぁぁ
[鈍い音と共に切り払えずいた事実に、さすがに気楽ではない声を上げる。だってこれが抜けないと勝てないのは確実だし。
可視化などされているがこういう類のものはほぼ無形。牙と見えるがすぐにでも形を変えて、襲い繰るだろう。と判断して構えるのは攻めではなく防御の構えだったが]
あり?…っとっ
[急に消えた危機感に変な声をあげた直後に来る風圧を手で庇いながらも数歩押される形で退いて]
ぁー…負けかぁ。加減どうも
[大剣を消して手をひらひら青年に向けて振る]