「娘が世話かけたな、今日はもうたっぷり飲んだだろ?
代金はいらないから帰っておけ」
[さっさと消えろとそんなオーラを感じたのか、まだ何か不満がありそうに股間を押さえる男を、もう一人が引きずるように店を出て行った。
それからまだ頭を抱えていた自分に]
「今日はもう休め、後は一人でもなんとかなる」
[有無を言わせない父親の気迫に、黙って自分は従い自室へと戻っていった。
ベッドに転がりながら瑠璃のダイスをぎゅっと握り]
私はなにも、間違ってねぇよ……。
[呟いて、一度それを放り、掴む。
それから、酒場では人狼騒動に関する話題が暗黙のうちに禁止となった**]