[差し出された手を少し強めに握り締める。手のひらから伝わる体温が温かい。そこにあるのはあの事故の日、自分ではなくて娘を案じた両親と同じように心に響く温かさ。だから、...は]よろしくね! ロザリー![しっかりと彼女の名前を口にした。それは永遠に忘れないという自分自身に向ける決意と契約のようなもの。絶対に貴女の傍を離れないという、家族としての決意]さ、外にでよっか![新しい気持ちは、リディアの心を優しく撫でた]