[頭を下げる少女の様子に、は、と一つ息を吐く]……やれ、やれ。本当に、求めていたのはそれだけ、という訳か。[ついで、零れた言葉は呆れたような、疲れたような響きを帯びて。剣を杖のようにしつつ、ゆっくりと立ち上がる]ともあれ……次は、他に頼んでくれるとありがたいな。貧血で飛べなくなるなど、守護天将として情けなすぎる。[言葉の意を相手が理解するかどうかは意に介さず。おどけたような口調で言って、肩をすくめる。左肩に未だに浮かぶ緋に、気遣うように風がくるり、くるりと*舞った*]