[ 気にしないでいい。
それだけなのに嬉しかった。
嬉しい?これが嬉しいなのだろうか。]
――――…気にしなくていいのでしょうか?
ごめんなさい……ごめんなさい…リディア。
[ きっと彼女のことを信じられる。
それから、きっと彼女のことを愛することも。
忘れていた感情。忘れていた気持ち。
ほんの少しずつ蕾が開いていく。
けれど、闇があることもまた否定はできず。
まだ、心は空虚なままであったけれど。
それでも強く抱き締めてくれる彼女が。
無くそうとした心の何かを引き戻してくれいた。
それを確かに感じながら。**]