ええ、ですから初めから言っていたでしょう。魂までは取らないと。[平然とそう述べて、落とした布を拾い上げる。黒い刃は古い布の下に隠された。]そうさせて頂きますよ。まだ他にもいるようですから。[元のように包みを抱え、歩き出す。膝を突く彼と擦れ違い様、未だ血が滲む肩に控え目に触れた。上手くすれば程なく血は止まるだろう。]では。[そうして魔剣を抱えた少女は*何処かへ*]