/*>>1844ブリジット
[少女の新たな表情を見ると少し満足げに眸を眇めた。
毎日が大発見か。お嬢さんが楽しめるならそれでいいかね。]
[呼ばれる名前に紺青が熱をもって滲む。
浮いては、沈む、二つの相反する想い――…。
もっと―――と甘さを求める心、
これ以上は…と咎めを含む心。
揺れる内へと吐息混じりの熱と共に伝えられた言葉は
両天秤を傾かすに容易く、抗いがたい男への枷…]
… …すき だ。
ブリジット…、
[微かな水音と共に少女にも同じものを一つ刻んで。
一度刻むと箍が外れたように想いが零れていく、落ちていく、
夢の醒めた先を後悔しても、男の枷で少女を繋ぎ留めたくなる。
―――…もっと、深くまで、…
亜麻色の髪を掻きあげ耳朶を食むように寄せた言葉は、
口付けよりも先を求める*甘くて苦い 背徳の響き*]