[走る走る、その動きに合わせて銃弾のペンダントがぽんぽんと跳ねる。そこに宿る機鋼の精霊は、見慣れぬ世界に興味があるのか、きゃーきゃーと楽しげだった]お前ら、ちょっと大人しく……っとぉ![精霊に突っ込みを入れようとした矢先、前方に人影が見えた]あれは……おーい![それが見知った者たちである、というのはすぐに見て取れたから。速度を上げて、そちらに駆け寄った]