負け――[空隙に引き込まれる感覚に、心が冷えそうになる。 だが、両手にはまだしっかりと、剣の柄を握る感触がある] る、[両脚を踏ん張り、重心を後方に傾けて] ものかぁぁぁっ!![そのまま、切っ先からエネルギーを全力放射しつつ、剣を思いっ切り引っ張った。 黒剣の生んだ空間から引き抜かれれば、それは前方へ高熱と光を撒き散らすビームと化す*]