[言い含めるように、繰り返す。一応、狩りの仕方などは出来る限り学ばせてある。だから、後は蒼鷹自身の能力次第で生死が決まるのだけれど。その、先の事は、今は。考えない事にして──]よっし。いけ、キーファー![空へ向けて、飛び立たせる。蒼鷹はしばし惑うように近くを飛んでいたが、やがて、山の方へと飛び去っていく]……元気で……な。[呟いたのは、もう会わないつもりで零した言葉。けれど、それは思わぬ形で覆り、そして──]